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リリーは、異国で双子のように育ったジミーに彼女ができて、彼への思いを断ちきるために距離をとる。高校はやめて、人気ファッションモデルとなっていた。

ある日、事務所にエンドーさんという50代のプロデューサーがあらわれる。同日、医大生のバイトモデル、ヤストに出会う。気に入ったリリーは、カフェで会うことを約束する。

リリー


父はアルゼンチン人、母は日本人。長身でウェーブの強い髪、緑色の眼を持ち「女子高生の憧れ」のモデルとして活躍。マレーシアで育つ。幼馴染のジミーのことをずっと想っている。

ジミー


父は台湾人、母は日本人。マレーシアとタイで、インターナショナルスクールに通っていた。両親の離婚で17歳で帰国後、高校ではガールフレンドをつくる。黒いセルメガネをかけ「どこにいっても目立たない外見」。大学生。

ヤスト


九州の開業医の元に生まれ、東京で医大生となる。長身、整って中性的な顔立ち、美しい骨格をもち、ファッションモデルのアルバイトを始める。リリーと雑誌の撮影で出会う。

エンドー


元広告代理店勤務の小柄な50代男性。芸能事務所にも顔がきく有力者。

田所社長


リリーの事務所の社長。元はメンズモデルだったという噂もあり、長身でおしゃれ。

小森マネージャー


有能な女性マネージャー。シンプルなファッションを好み、メガネをかけている。プライベートは一切語らず秘密主義。リリーに、あなたをかわいいと思う。でも、私は私のことだけ考える、と言う。


2011年にマレーシアへ渡り、翌年春からペナン島で10年間暮らす。2021年に小説『ジミー』を執筆。2022年に帰国し、同作で作家デビュー。アイデンティティやジェンダーといったテーマを繊細に描いた『ジミー』は、多くの共感を呼び注目される。
2作目に、自伝的要素を含む『本当の私を、探してた。』を発表。『夜をめくる星』は、書下ろしによる3作目の小説。 




今後のイベント予定

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